会長挨拶

 会員の皆様におかれましては、本来の業務とあわせてのSVとして、SVの会としての役割を担っていただき、深く感謝申し上げます。
 支援専門員も今年度の認定で10期生となり、県内の発達障がい者支援専門員の数もさらに充実してきており、会の代表としても嬉しく感じています。福祉や教育分野では発達障がいという言葉も根付き、困りを感じている当事者の方々への支援の輪が広がっていると感じています。しかし、実際に現場で当事者やそのご家族の声を聞いていくとまだまだ足りない部分や課題も多く存在しているのは事実です。あわせて、福祉や教育分野だけではなく、就労分野ではまだまだ多くの課題が残っています。
そうした中、県内では大分県発達障がい者支援センターECOALが全国的にも先進的な取り組みである発達障がい者支援専門員の養成研修や保育コーディネーターの養成、ペアレントメンターの養成にも力を入れており、県内の発達障がいの支援力向上につながっているものと考えています。こうした取り組みとリンクする形で、当会としましては、そうした関係メンバーとの地域でのネットワーク作りが我々SVの重要な役割であることを認識して活動につなげてほしいと考えています。現場での地道なネットワーク作りが地域の中で困りを持つ方々への一番身近な支援力として重要だと考えています。

 SV個々人の質の向上と、我々SVが地域のつなぎ役になるという当初の目的を再認識し、当事者の方や地域の中でこれまで以上に求められる存在になれるよう皆さんに大きな期待をしています。
                  

大分県発達障がい者支援専門員の会
会長  相本 雄一郎